メランコリックな夜、朽ちかけていく月
10/8に「第六回大喜利メランコリー杯〜動揺〜」、翌10/9は「第17回大喜利天下一武道会」の東京予選に参加させていただきました。結果は既報の通りです。今回は特にいろんな感情が頭を駆け巡っていたので、忘れないうちに現在の自分が何を思っているかを書き残しておきます。
※お題は各種公式ブログをご確認ください
第六回大喜利メランコリー杯〜動揺〜
開演から10分遅れでハイジアに到着してすぐに「静かの海さんいますか」とFANさんからお呼び出しがかかりました。Aブロックでした。
しかも大会前に「当日はよろしくお願いいたします」とご挨拶していた及川さん, ともくんさんが同じ壇上にいて「おはよう大喜利だ…」などと考えていました。お題に集中してほしい。
ここからは言い訳になりますが到着後すぐの出番だったことで大喜利をやるぞ!というモードに100%切り替えられていませんでした。「静かの海」の世界に入り込むことは出来ても、頭の動かし方までは準備しきれていなかったような感覚です。
そんな不完全体の自分が出した回答は以下の通り。
1題目
・「雪だー!」と大喜びで雪玉を投げまくった
・「連休終わるな!」と日めくりの5/5を投げる
・あえて下手くそな紙飛行機を折り、案の定飛ばなかったのを見て儚さを実感する
2題目
・右下の時計をずっと眺めている猫がいる
・Excelの開始セルがB2になる
・ピンボールとスパイダーソリティアしか起動できなくなる
敗者復活戦
・半チャーハンセット
個人的にExcelの回答はお気に入りでした。デフォルトなら起こらないだろうけど、そんなに困らないウイルスっぽさが出せたかなと思いました。敗復も1答しか出せないなかでいろんな候補をメモして、その中で「この組み合わせなんか好きかも」と思ったものを選びました。もしこれで通っていたら悶絶チャーハン破壊盛りのくすもさん, 根岸さんにウッキウキで報告していたかと思います。
余談になりますが休憩中に白滝BOXさんと「来年はくすもさん, 根岸さんを生大喜利の舞台に引っ張り出す」という話をしていました。お二人は心の準備をしておいて損はないかと思います。
終演後、打ち上げにてフィードバックをいただきました。フリップを下げるタイミングや自分の思考回路を鍛える練習方法など…どれもすぐに実践できるけど奥深いものですごく勉強になりました。なので一人帰りの電車にて「絶対明日全部やってやる」と考えていました。電車は目的地の逆方向へ進んでいました。
第17回大喜利天下一武道会 東京予選
この日は朝から壮行会に参加し、本番と同じ形式の大喜利をやりました。ここで「こんな感じなのか」と感覚を掴めたのは本当によかったです。椙田さんありがとうございました。
予選で出した回答は以下の通りです。
文章お題
・「えっ、Googleマップで徒歩5分!?」
・鬼ヶ島にある財宝の査定で盛り上がってた
・彼が後の『泣いた赤鬼』である
画像お題
・未熟だけど他の畑から取ってきてやったぜ
・ほーら、君の嫌いな集合体だよ〜
・ピーターラビットの村から盗ってきました
・人参10本の花言葉って知ってる?
文章お題を見たとき、最初はまったく内容が理解できませんでした。昔話にフィクションの人物、しかも特徴はほとんどお題に含まれていないことから自分の妄想力が試されているような気持ちでした。
物語を知っている(異世界転生のような)前提で別ルートを辿っているのか、はたまた同じ時間軸でお互いを認知しないまま向かっているのか。そしてどのくらいの年齢かがすぐに定まればもう少し回答で遊べたのかなと振り返って思いました。今回の反省点かつ弱点が明らかになったお題でした。
画像もなかなか要素を見つけにくかったなと…ストレートにあの人参でどこまでふざけようか考えていました。最初の回答で「嫌味っぽい」といったツッコミをいただいたことで路線が定まったような気がしました。最後のはちょっと違いますが、これは前述の壮行会にて行った「自分マトリクス大喜利」から着想を得たものです。せめて最後は自分の好きな要素で終わらせたかったので…
席に戻ってからは「楽しかったけど票なしで終わるんだろうな、また次回エントリーするか」としばらく天井を見ながらぼーっとしていました。
しかし箱の中身を覗いてみたら、誰かから貴重な1票が入っていました。嬉しさと驚きのあまり変な声が出てしまいそうでした。
「票入った=誰かにとっては1位ってこと」「どんどん大喜利よくなってきてるよ」と終演後いろんな方に仰っていただけて涙も出そうでしたがぐっと堪えました。まだ泣くには早すぎると思ったので…
そんな形で今回の遠征は終了しました。自分の成長が垣間見えただけでもかなりモチベーションに繋がりました。自分が思い描く理想に近づくためにも、また今日から大喜利頑張ろうと思います。お疲れ様でした。